【2】差別のメカニズム。
定義は、本来、データ圧縮のようなもので、共通認識がある同士では非常に便利なものですが、共通認識がない場合役に立ちません。 乗り越えるには共通認識を創って共有するしかありませんが、それには、互いが誠実であることやゆったり落ち着いてることや時間…
差別問題で定義が役に立たないことはジョージ・ミラーのマジカルナンバー7±2という論文から派生した、作業記憶の容量の仮説から説明しました。 この作業記憶は瞬時に覚えることの出来る記憶量の限界として実験されましたが、後に、この作業記憶が考えたり動…
ヒトの情動(感情とか気分感覚の根本)は、快情動回路(A10)と不快情動回路(A6)の2つしかありません。 側頭葉内側の扁桃体というところで判断されると考えられています。 食物を得るような「接近行動」は嬉しいことなのでドパミンという快情動を刺激する…
ぼくらはなぜ「坊主憎けりゃ袈裟まで憎し」との偏見を、生み出すのでしょう? じつは、これ、生物の基本メカニズム。生きることそのものの基本システムなのです。 生物は、単細胞生物であっても、良いことの頻度を上げ、悪いことの頻度を下げようとします。 …
差別の最大公約数だとイメージできるのは、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎し」系の「早過ぎる一般化」つまり「偏見」です。 差別の要素を分解しようと考えて、ぼくがまず思いつくのは、一人のあるいは一部の人の失態や事件などを、その人の所属する集団全体に掛け…