【3】悪口は攻撃に発展する
悪口は攻撃に発展する[5]が、おおよその群衆が暴動に繋がるメカニズムですが、足りない点があります。 それは、危機迫る災害などが起きてない状態での群衆の暴動です。 なぜ、災害が迫ってないのに、同じような情動反応が起きるのでしょう? 実は、ヒトの…
悪口によって攻撃行動が起きる準備は、『悪口は攻撃に発展する[2]』で、攻撃行動開始のきっかけとなる合図は『悪口は攻撃に発展する[3]』で説明しました。 『悪口は攻撃に発展する[4]』で、悪口の訓練や攻撃開始の合図がなくても攻撃行動があることを…
攻撃行動というのは、号令がなくても存在します。 最初に思い浮かぶのは、弱肉強食の世界ですが、肉食目(ライオンとか虎)が獲物を狙うのは、摂食行動で身体の中では人が食事を取るときと同じ反応です。ですから攻撃行動とはいえません。 生物で攻撃行動と…
悪口のメカニズム[1]と[2]で、悪口(憎悪表現)は威嚇と親和性があり直ちに攻撃が実行されないこと、と同時にその悪口が、相手との距離感を広め攻撃実行のハードルを下げることを示しました。 実際に攻撃を行わせるため、軍事学者らは2つの方法を用いました…
悪口の研究は以外なとこですが軍隊でも行われてます。 世界中の軍隊は、実はベトナム戦争以前は、互いに向き合って銃を構えてても発砲率が15~20%と低かったのです。(マーシャルの研究) 98~99%の兵士にとって、殺人は非常に抵抗が強く難しいというデー…
そもそも悪口とは何のためにあるのでしょう? 世界中に古来から普遍的にあることから、何らかの必要性もあるのだと思われます。 もっとも単純な原点を求めるなら、悪口は威嚇行動ではないでしょうか? 威嚇行動と言うのは、攻撃行動と似てますが違います。 …